自動車保険の保険料支払方法と注意点とは

自動車保険の豆知識
真由美さん
自動車保険の保険料って結構高いけど、1回で支払う方法しかないの?
元支社長
自動車保険に限らず、損害保険は1年分の保険料を1回で支払う方法と、分割で支払う方法があり、その支払い方もいろいろ用意されていますので、その特徴と注意点を解説します

自動車保険の保険料支払い方

自動車保険の保険料は、大きく分けて一括払いと分割払い(月払い)の2種類あります。
保険料の支払い方は、代理店型自動車保険とダイレクト型自動車保険と選択できる方法が違い、また損害保険会社によっても違ってきます。

自動車保険の保険料一括払い

自動車保険は基本的に1年契約なので、1年分の保険料を1回で支払う方法です。
保険料の支払い方には以下の3種類があります。

①口座振替で支払う方法

この方法は代理店型自動車保険で主に採用されている方法で、自動車保険を契約する時に、保険料を支払う口座を登録して、自動車保険の保険始期(自動車保険の補償が開始される日)の翌月に引き落としになります。

②クレジットカードで支払う方法

ほとんどの損害保険会社で採用されている支払い方法で、クレジットカードのショッピングと同じで、自動車保険の手続き時にクレジットカードで支払いをします。

クレジットカードですから、カード会社への支払いを1回で支払っても、分割で支払っても契約者の自由になります。
カード会社から損害保険会社には一括で支払いされますので、自動車保険の保険料自体の支払いは終了します。

③保険料を振り込みで支払う方法

この方法は、自動車保険の保険料を損害保険会社が指定する口座に契約者が自ら保険料を振り込む方法ですが、一般的に自動車保険の契約をすると、「払込票」が送られてきて、コンビニや郵便局などで支払います。
*インターネットバンキングでの支払いができる損害保険会社もあります。

真由美さん
やっぱり1回で払うのはきついかなー
元支社長
それでは毎月払う「分割払い」を説明します

自動車保険の保険料分割払い

高額な自動車保険の保険料を一括で支払うことができない場合、分割で支払う方法が選択できます。

あまり知られていませんが、自動車保険の保険料は、一括払いが基本なので、分割で支払う場合は、約5%の割増が付けられてしまいます。(100,000円の保険料を12回で支払う場合、5%割増の105,000円を12回で分割して支払います)
保険料の支払い方法は以下の3種類があります。

①銀行口座から毎月引き落としで支払う方法

自動車保険の分割保険料を銀行の口座から引き落としで支払う場合は、引き落としをする銀行に手続きををする必要がありますので、最初に契約する時、代理店型自動車保険とダイレクト型自動車保険で違いがあります。
(一部のダイレクト自動車保険では、口座引き落としの支払い方法が選択できませんので、加入する損害保険会社に確認が必要です)

代理店型自動車保険は、書面での手続きが基本となりますので、契約時に「口座振替依頼書」に引き落としをする銀行の印鑑を押して提出すれば、12回払いの1回目から保険料の引き落としができます。

ダイレクト型自動車保険の場合、インターネットでの手続きか、電話での手続きとなるため、銀行に提出する「口座振替依頼書」は郵送での手続きとなります。

その為、1回目の保険料を引き落とす手続きが間に合わず、2回目以降の保険料を口座引き落としで支払うことになります。

1回目の保険料の支払い方には、加入する損害保険会社によって異なりますが、クレジットカードで支払う方法と「振込票」で支払う方法、インターネットバンキングで支払う方法と3種類あります。

分割回数は損害保険会社によって、3種類あり、分割回数により1回目に支払う保険料は以下の通りです。

支払い回数1回目の保険料備考
12回払い12分割の1回分全ての代理店型自動車保険と
ダイレクト型自動車保険の一部
11回払い12分割の2回分主にダイレクト型自動車保険
10回払い12分割の3回分主にダイレクト型自動車保険

②分割保険料を全てクレジットカードで支払う方法

セゾン自動車火災などの一部のダイレクト型自動車保険は、12回の保険料を全てクレジットカードで支払うことができます。

この方法は、1年間分の保険料をクレジットカードで一括で支払って、それをカード会社の分割払いで支払う方法ではなく、12回分それぞれクレジットカードで払う方法ですが、損害保険会社には、12回の分割払いで支払うため、5%の分割割増が適用されます。

自動車保険の保険料が引き落としにならなかった場合

クレジットカードでの支払いではあまりありませんが、銀行口座からの引き落としの場合、預金残高が不足していた為に、自動車保険の保険料が引き落としにならないことがあります。

この場合、すぐに自動車保険が無効になるわけではなく、一定の猶予があります。

保険料が口座引き落としにならなかった場合、損害保険会社から「引き落とし不能通知」のハガキが届き、引き落としにならなかった月の翌月に2回分の保険料が引き落とされ、自動車保険は有効に継続します。

もしこの2回目の請求でも引き落としにならなかった場合は、引き落としにならなかった翌月に、損害保険会社から「振込票」が送られてきます。

この「振込票」を使って、コンビニなどで保険料(通常は3回分)を振り込めば、自動車保険はその後も有効に継続しますが、「振込票」が送られて来た月の月末までに振り込まなければ、自動車保険は失効(保険料不払い解除)になります。

保険料不払い解除(失効)となった場合、いままで積み重ねてきた「等級」はその権利を失い、改めて自動車保険に加入しても純新規扱い(6等級)となりますので、注意が必要です。
また、「保険料不払い解除」となると、自動車保険自体の補償も保険料の支払いがされなかった時にさかのぼってなくなりますので、事故があっても補償はされません。(損害保険会社によって取り扱いが異なりますが、遡って補償がなくなる日は、1回目の引き落としにならなかった日の月末です)

まとめ

自動車保険の保険料は、年齢条件などの契約条件で大きく異なりますが、非常に高額です。

多くの人は分割払いで支払う場合が多いですが、一括で支払う場合よりも割高(5%割増)になることと、毎月の保険料が引き落とし不能になる危険性がありますので、銀行の口座残高に気を付けたいものです。

特に保険料の引き落とし日は、他の支払いの引き落とし日と重なるため、残高不足になりがちです。
また、2回目の引き落とし不能の後に送られて来る「払込票」の支払い金額は、分割保険料3回分なので、支払う金額が高額になります。

損害保険会社は、保険料の未払いに対しては厳しい対応をしますので、注意しましょう。

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