一家で2台目以降の車を買う時に保険料を劇的に安くする3つの方法

保険料節約方法 自動車保険の保険料節約方法
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車を家族で2台以上所有している割合は、全体の約40%前後あり、特に公共の交通機関があまり発達していない地方では結構一般的です。

車を2台以上所有するということは、それだけ税金や車検代などの維持費もかかり、自動車保険も複数加入する必要があります。

ここでは、複数の自動車保険に加入する場合の保険料節約方法をお知らせします。

セカンドカー割引の活用

例えば、家族の中で、現在車を1台所有していて、新たにもう1台購入する場合、自動車保険に新規で加入することになりますが、条件を満たせば、セカンドカー割引(複数所有新規制度)を使うことができます。
条件はこちらから確認できます。

<セカンドカー割引を適用した場合の割引・割増率>

      等級年齢条件
全年齢補償21歳以上補償26歳以上補償35歳以上補償
6(S)割増引率6%割増
7(S)割増引率34%割引

*セカンドカー割引を使わない場合は6(S)等級が適用され、使う場合は7(S)等級が適用されます。
*等級の名称が異なる会社もあります。

上記割引・割増表を見ていただくと、20歳の人が、新しく車を買って、自動車保険に加入する時に、セカンドカー割引を使う場合と使わない場合で、17%も保険料が異なります。

このセカンドカー割引は、結構一般的で、しかも損害保険会社によっては、『7S等級が使える場合、使わなければいけない』規則になっていますので、同じ損害保険会社に契約する場合、既に11等級以上の契約があるとチェックがかかります。(損害保険会社をまたぐ場合は自己申告が必要です。)

セカンドカー割引の裏技

このセカンドカー割引は、単に新しく買った車に適用するだけでは、保険料の節約効果がイマイチです。

裏技的な使い方として、特に新しい車に乗る人が若い人の場合に非常に有効であり、是非実践して欲しいやり方です。
自動車ディーラーなどでは、積極的に使われていますが、手順は以下の2点です。
①新しく買った車は、同居の両親が加入している割引が進んだ優良契約に、車両入替手続きをする。
②既に所有している両親の車は、セカンドカー割引の7S等級で契約する。
この方法を使うと2台合計の保険料がこの例のように劇的に安くなります

2台目の保険料節約


セカンドカー割引の裏技を使うと

*上記試算は一般的な代理店型自動車保険の保険料です。

多数割引を使う

家族で2台以上の車を所有している場合に使えるのが多数割引(ノンフリート多数割引)です。
多数割引を使える条件は以下の2点です。
①すべての自動車保険の保険期間が同一
②記名被保険者が全て同居の親族(契約者は全て同じ人になります)
この多数割引の割引率は所有台数と損害保険会社によって異なりますが、2%~6%です。
この多数割引は代理店型の自動車保険が中心で、ダイレクト型自動車保険では、「おとなの自動車保険」の「複数契約割引600円」だけのようです。(2017年3月現在)

更にこの多数割引が魅力的なのは、保険料を分割(月払い)で払っている人にとってメリットがあります。

一般的に自動車保険の分割払いの保険料は、年間の保険料を単に12回に分割して払っているわけではありません。
あまり知られていませんが、分割払いの場合、年間の保険料に対して5%の割増保険料がプラスされていますので、例えば年間100,000円の保険料の人が分割払いで加入しますと、105,000円払うことになるのです。
多数割引を使って分割払いで加入すると、この5%の割増がなくなりますので、実質5%の割引になります。
(大手以外の損害保険会社によっては、割増がつく場合があります)

家族で2台以上所有しているご家庭は、是非この多数割引を使うことをおすすめします。
契約を一つにまとめることで、自動車保険の管理が楽になるメリットもあります。
実際に多数割引を上記の試算例で計算すると、2台合計の保険料が更に19,500円安くなります。
多数割引適用

長期契約に加入する

自動車保険は、基本的に1年契約ですが、現在では3年契約が多くなってきています。
3年契約のメリットは
①1年ごとの手続きがないので、面倒ではない。
②3年間は事故があっても保険料が変わらない。(3年間固定)
③3等級ダウン事故があって満期を迎えても、 事故有係数期間 は2年で終了。(1年更新の場合の事故有係数期間は3年)
④ゴールド免許割引は加入時にゴールドであれば、途中でブルー免許に変わっても割引は3年間使える。

特に大きなメリットは、3年間保険料が変わらないことで、保険料が高額な若い人に有利な加入方法です。

若い人に有利な長期契約

3年契約に加入する時に、免許とりたての18歳とすると、満期を迎えるのは21歳になる年です。
たとえ、3年間の間で事故を起こしても、その影響を受けて保険料が高くなるのは、3年後の満期の時からなのですが、その時には21歳になるため、年齢条件を「全年齢」から「21歳以上補償」に変更できます。
年齢条件変更で一番保険料が安くなるのは、この「全年齢」から「21歳以上補償」の時なので、事故による保険料アップを抑えることができます。

但し、注意が必要なのは、3年間満期が来ませんので、3年の保険期間の間に車が変わったり、運転する人の範囲が変わったりした場合は、手続きが必要です。(特に使用目的が変わった場合は必ず変更手続きをしましょう)

3年の中期契約は現在代理店型自動車保険しか扱っていませんので、ダイレクト自動車保険に加入の場合は、全て1年契約になります。

まとめ

家族で複数の車を所有する場合は、なんとか自動車保険の保険料を節約したいものです。
セカンドカー割引や多数割引などを上手に活用しましょう。

今回紹介した保険料を安くする方法は、セカンドカー割引以外は代理店型自動車保険が中心ですが、それを差し引いてもダイレクト型自動車保険の保険料は安いので、実際に複数の損害保険会社から見積を取り、保険料を比較してみてください。

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