2021年最新版 ドライブレコーダー特約付き自動車保険4社の徹底比較

ドライブレコーダー特約付き自動車保険比較 自動車保険トピックス

現在自動車保険に加入すると、ドライブレコーダー付きの特約が選べる保険会社は、東京海上日動、損保ジャパン(2020年4月に損保ジャパン日本興亜から損保ジャパンに社名変更)、三井住友海上、あいおいニッセイ同和の4社ですが、その進化は著しく、ただ単にドライブレコーダーが提供されるだけでなく、安全運転診断などの各種サービスや事故時の画像を利用した事故処理など、市販のドライブレコーダーにはない特徴があります。

目次

自動車保険のドライブレコーダー特約は毎年進化している

2020年1月には、あいおいニッセイ同和からドライブレコーダーから得られる安全運転診断レポートの点数により、翌年の保険料が最大8%割引となる「タフ見守るくるまの保険プラス」が発売されました。

損保ジャパンも2021年1月から安全運転診断レポートが年間で80点以上で翌年の保険料が5%割引となるサービスが開始されました。

また、2021年4月には、東京海上日動から前方だけでなく後方も撮影でき、駐車監視機能が付いたドライブレコーダー付きの自動車保険が発売されます。

更に2021年9月からは、損保ジャパン社からドライブレコーダーの性能を向上させた、「つながるドラレコDriving」が発売されます。

各社のドライブレコーダー付き自動車保険はそれぞれ特徴がありますので、東京海上日動社と損保ジャパン社、三井住友海上社、あいおいニッセイ同和社のドライブレコーダー付き自動車保険の徹底比較をしてみたいと思います。

*MS&ADグループの三井住友海上社とあいおいニッセイ同和社は、ドライブレコーダー付き自動車保険を共同開発(あいおいニッセイ同和社が主に開発を担当)していますので、ドライブレコーダー自体の機能はほぼ同等となっています。

スマホ連携で運転スコア

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三井住友海上新ドラレコ

2022年1月三井住友海上が2日間の駐車監視機能付きドラレコ特約自動車保険発売

なぜ自動車保険にドライブレコーダーが必要なのか

自動車で事故が起きた場合、相手がある事故である場合が多く、お互いに事故の責任が発生する「過失割合」の交渉が行われますが、ほとんどの場合は、事故の当事者が加入している自動車保険の事故処理担当者同士が交渉を行います。

その場合、自動車保険の事故担当者は、事故の当事者から事故の時の状況を聴取して、相手の事故処理担当者と過失割合について、交渉を行いますが、相手の主張が実際の事故状況と異なることが結構多いのです。(相手が自分の都合のいいように嘘をついている)

そこで、事故の瞬間の映像が記録されるドライブレコーダーがあれば、正しい事故状況を保険会社が把握でき、過失交渉がスムーズにすすむことが多くなります。

相手のある事故では、ドライブレコーダーの映像が客観的な事故状況の証拠となり、契約者被保険者)の説明の負担が軽減され、相手との交渉を有利に進めることが出来ます。

また、事故が発生すると自動車保険に加入している保険会社に事故の発生を知らせるために、「事故報告」をする必要があり、事故発生の場所や事故形態(自車や相手車の進行方向やスピードなど)を詳しく説明する必要がありますが、自動車保険に付いてくるドライブレコーダーには通信機能が備わっているため、事故の状況を全て保険会社が把握できてしまいます。

自動車事故を起こした場合の対応方法

自動車事故を起こした場合の対応方法と保険会社に連絡すべき内容を詳しく解説

市販のドラレコにはない事故映像自動送信機能がすごい!

一般のドライブレコーダーの場合、事故が発生して証拠映像を自動車保険の事故処理担当者に連携するには、ドライブレコーダーに内蔵されたSDカードなどの記録メディアを取り出して、自宅のパソコンで自ら送信する必要があります。

ところが損害保険会社が提供するドライブレコーダーは、事故により強い衝撃を感知すると、衝撃の前後15秒くらいが「イベント記録」として保存され、内蔵している通信機能を使って自動的に保険会社に送信されます。

ドライブレコーダー付き自動車保険の事故画像自動送信機能

あいおいニッセイ同和社のHPから引用

事故映像自動送信は、時速30㎞程度で衝突する場合やエアバックが作動するような「大きな衝撃」の時に作動します。
また、「大衝撃」に至らない時速20㎞程度での衝突やフルブレーキをかけるなどの「中程度の衝撃」の場合には三井住友海上とあいおいニッセイ同和は自動送信され、その他は手動で事故時の映像の送信が可能です。(東京海上。三井住友海上・あいおいニッセイ同和は大きな衝撃時や中程度の衝撃時にはオペレーターとの会話も可能)

各社の映像の送信方法比較
保険会社名三井住友海上
あいおいニッセイ同和
東京海上日動損保ジャパン
大きな衝撃自動送信自動送信

保険会社からショートメッセージが届き、所定の手続き後に自動送信
*つながるドラレコDrivingの場合は東京海上日動と同様の機能

中程度の衝撃緊急ボタンを押すと自動送信ドライブレコーダーを操作して手動アップロード
上記衝撃を検知しなかった場合ドライブレコーダーを操作して送信したい映像を手動送信SDカードをパソコンに入れて送信ドライブレコーダーのボタンを押した前後15秒の映像を手動送信

一般のドライブレコーダーにも事故の衝撃による「イベント記録」の機能がありますが、いざパソコンで確認したら上書きされて消えてしまっていることがあります。損害保険会社が提供するドライブレコーダーは映像を送信できるので、その心配がありません。

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ドライブレコーダー付き自動車保険比較表

商品名と毎月の保険料比較

保険会社名三井住友海上
あいおいニッセイ同和
東京海上日動損保ジャパン日本興亜
商品名GK 見守るクルマの保険(ドラレコ型)
タフ見守るクルマの保険
(ドラレコ型)

ドライブエージェント
パーソナル
前方1カメラ型ドラレコ
2カメラ一体型ドラレコ

Driving!
(つながるドラレコDriving)
発売日2019年1月2017年1月(前方1カメラ型)
2021年4月(2カメラ型)
2018年1月
(2021年9月)
特約保険料(月々)850円
(2022年1月から650円に値下げ)

650円(1カメラ)
850円(2カメラ)

850円

ドライブレコーダー本体比較

各社の提供するドライブレコーダーはドライブレコーダー付き自動車保険に契約すると、自宅に送られて来ますので、自分で設置することになります。(電源はシガーソケット)

ドライブレコーダーの機能は、三井住友海上とあいおいニッセイ同和が液晶画面が3.0インチと見やすく、損保ジャパンは液晶画面がありません。

*東京海上以外は3社とも撮影は前方のみで、後方を撮影する機能はありません。

保険会社名三井住友海上
あいおいニッセイ同和
東京海上日動
(2カメラ型ドラレコ)
損保ジャパン
写真三井純友海上のドライブレコーダー東京海上新ドラレコ
液晶画面3.0インチ不明2.35インチ
画素数フルHD(200万画素)フルHD(200万画素)HD(200万画素)
操作方法ボタンタッチパネル+ボタンボタン
解像度1920×1080不明1920×1080
ドラレコ起動時間約34秒約90秒約5秒
インカメラ

別売りのインカメラあり

(税別11,000円)

後方撮影機能あり×
リアカメラ希望者は購入可能(税別9,800円)希望者は購入可能(税別9,800円)希望者は購入可能
駐車監視機能

別売りのバッテリー付きコードあり(エンジン停止後約30分の駐車監視機能あり)

エンジン停止後30分の駐車監視機能ありエンジンOFF後に起動
あおり運転対策専用リアカメラを提供(有料)

SOS 機能あり

1秒間にボタンを4回押すとオペレーターとつながる

映像と位置情報を家族などに連絡可能
映像記録可能時間約132分約5.5時間約7時間
車への取り付け契約者が設置又は
自動車整備工場を紹介
(有料)
契約者が設置又は
自動車整備工場を紹介
(有料)
契約者が設置

事故の時のサポート機能

事故を起こしてドライブレコーダーが強い衝撃を感知すると、3社とも事故の衝撃が自動的に保険会社の事故受付コールセンターに事故時の映像が送られますが、三井住友海上とあいおいニッセイ同和、東京海上日動はドライブレコーダー自体に通話機能がありますので、自動的に回線がつながり、オペレーターがドライバーなどの安否確認や初期対応のアドバイス、レッカーや救急車の手配などを行ってくれます。

同乗者などがいなくて、一人で運転している場合などは、自ら救急車の手配をしたり事故の初期対応ができないことがありますが、この通信機能があれば、オペレーターが必要な手配を行ってくれますので安心です。

ドライブレコーダーが衝撃を感知するとオペレーターと会話ができる

三井住友海上のHPより引用

損保ジャパンのドライブレコーダーには通話機能がありませんが、事故時には保険会社からショートメールが届き、希望すればALSOKの警備員が現場に駆けつけてアドバイスをしてくれます。

保険会社名三井住友海上
あいおいニッセイ同和
東京海上日動損保ジャパン日本興亜
事故時自動通報機能有り有り有り
ドライブレコーダーの通話機能有り有り無し
(つながるドラレコDrivingは有り)
事故画像送信機能有り有り有り
事故現場駆け付けサービス××ALSOKが現場駆け付けサービスを実施

安全運転支援アラーム機能

安全運転支援機能は、各社特徴がありますが、三井住友海上やあいおいニッセイ同和は、「高速道路逆走アラーム」や「指定区域外走行アラーム」などの独自機能があり、一番充実しています。

保険会社名三井住友海上
あいおいニッセイ同和
東京海上日動損保ジャパン日本興亜
急加速・急ハンドル有り有り無し
ハンドリング操作有り有り有り
ふらつき有り無し無し
一時停止有り無し無し
走行時間有り無し無し
事故多発地点注意有り有り
無し
気象情報有り有り無し
動物注意有り無し無し
前方追突アラーム有り有り
有り
車線逸脱アラーム有り有り
無し
(つながるドラレコDrivingは有り)
高速道路逆走アラーム有り無し
無し
指定区域外走行アラーム有り無し
無し

運転診断サービス

運転診断サービスは三井住友海上とあいおいニッセイ同和、損保ジャパンが運転実績に応じて100点満点で診断するサービスを提供します。

また、損保ジャパンは、契約者が自宅のPCで視覚機能の簡易チェックや交通標識トレーニングなどが行えるサービスを提供してくれます。(東京海上日動は契約更新時に「安全運転診断レポート」を提供します)

尚,、あいおいニッセイ同和は2020年1月から安全運転診断の結果で継続契約の保険料を割り引く「タフくるまの保険プラス」を発売し 損保ジャパンも2021年1月から安全運転診断レポートが80点以上で継続契約を5%割り引くサービスを開始しました。)

保険会社名三井住友海上
あいおいニッセイ同和
東京海上日動損保ジャパン
サービスのタイミング運転の都度・月間・年間年間運転の都度・月間・年間
視機能トレーニング有り(あいおいニッセイ同和のみ)無し自宅のPCで実施
代理店からの運転診断レポート提供有り有り有り

三井住友海上とあいおいニッセイ同和の「見守りサービス」が優秀

三井住友海上とあいおいニッセイ同和が提供する「見守りサービス」は、配偶者や遠方に暮らす高齢な両親など最大5名までをアラートの送信先や事故時の連絡先として登録できます。

「見守りサービス」の機能は豊富で以下の通りです。

運転中の見守りサービス

ドライバーへの「高速道路逆走アラート」や「指定区域外走行アラート」発信後に、登録してある家族など5名にも、同様のアラートとその内容をお知らせします。アラートを受けた家族がドライバーに連絡をとり状況を確認することなどに活用できます。

事故発生時に家族に連絡するサービス

ドライブレコーダーが事故により画像を自動的に送信したり、オペレーターと会話をした場合に、登録してある家族にもケガや救急搬送の有無をメールで知らせてくれます。遠方に暮らす家族に万が一の場合などに役に立ちます。

登録した家族に毎月「見守りレポート」を提供

毎月の運転診断結果やアラートの発信状況などをレポートにして、登録してある家族のパソコンやスマートフォンに送信してくれます。

この三井住友海上とあいおいニッセイ同和の「見守りレポート」は、遠方に暮らす両親や、運転が心配な配偶者・子供たちに対する安全運転の注意喚起に利用できます。

2020年1月 あいおいニッセイ同和が安全運転で保険料が安くなる「タフくるまの保険プラス」を発売

あいおいニッセイ同和は、2019年1月からドライブレコーダー付き自動車保険を販売していますが、そのサービスの「安全運転診断レポート」の点数に応じて保険料を割り引く「タフくるまの保険プラス」を発売しました。

あいおいニッセイ同和損保は、契約者アンケートを行い、約66.8%の契約者が安全運転スコアに応じた保険料の割引制度が欲しいとの結果を受けて、「タフくるまの保険」に「運転特性割引」を導入しました。

「運転特性割引」の概要とは?

「運転特性割引」は、契約している車に設置したドライブレコーダーで計測された運転特性情報をもとに運転特性計測期間中の「速度超過・急アクセル・急ブレーキ」の発生頻度から安全運転スコアを算出し、満期後の継続契約に適用する「運転特性割引」の割引率を決定します。

安全運転の基準

あいおいニッセイ同和のHPから引用

安全運転スコアは100点満点で、1年間平均スコアが80点以上で8%割引になり、60点~79点で4%割引、59点以下で割引なしとなります。

安全特性割引
区分ABC
安全運転スコア80点以上60点~79点59点以下
運転特性割引率8%4%割引なし

1年間の平均スコアで満期後の継続契約に割引が適用されますが、はじめて「タフ・見守るクルマの保険プラス」をご契約する場合には、4%の割引が適用されます。

「タフ・見守るクルマの保険プラス」に加入するための特約保険料は同じく月々850円ですが、運転特性割引が使える分割安感があります。

あいおいニッセイ同和は、既に2018年4月からトヨタのコネクテットカー専門の保険「タフつながるクルマの保険」で運転特性割引を導入しており、契約者の安全運転意識向上で事故率が約30%改善していることから、同様の事故低減効果があるとしています。

2021年4月から東京海上日動が2カメラ一体型ドライブレコーダーの提供を開始

東京海上日動は、2017年1月から業界で初めてドライブレコーダー特約付きの自動車保険「ドライブエージェントパーソナル」を発売しましたが、その後各社が同様またはそれ以上の機能とサービスを提供するドライブレコーダー特約付きの自動車保険を発売して追随しました。

また、あおり運転対策等で市販のドライブレコーダーの需要が高まり、その機能もリアカメラや駐車監視機能が当たり前になり、自動車保険加入者からも同様の機能を求められるようになりましたので、今般ドライブレコーダーの機能を大幅にアップした2カメラ一体型ドライブレコーダー特約を発売しました。

2カメラ一体型ドライブレコーダー特約の機能及びサービスの詳細

東京海上日動の「ドライブエージェントパーソナル2カメラ一体型特約」の機能とサービスは以下の通りです。

1台で前方と後方を同時撮影可能

2カメラ一体型ドライブレコーダーは、後方撮影用の車内カメラを搭載しており、1台で前方と後方を同時に撮影することができます。(車内撮影用の後方カメラはドライブレコーダーの設定でOFFにすることができます)

これにより以下の対応が可能になります。

  1. あおり運転や追突事故をされた時の後方映像を記録できる
  2. 車両側方も撮影可能であり、交差点などの出会いがしら事故の記録もできる
  3. 衝撃感知後の自動送信された画像に車内の様子も含まれることから、オペレーターが事故時の車内の状況を確認することができる(救急車の手配などが行える)

SOS発信機能

運転中のトラブル発生時にドライブレコーダーのボタンを3秒以内に4回押すことで、オペレーターと通話することができます。
この機能により以下のサービスを受けることができます。

  1. 他の自動車による「あおり運転」に遭遇した際のアドバイス(110番通報は自身で行う必要あり)
  2. 車内で急に体調が悪くなった場合の救急車の手配の要請等

わき見運転の警告等

2カメラ一体型となったことで以下のサービスが提供されます。

  1. わき見運転警告(運転中にわき見運転をしていると警告されます)
  2. 前方車両接近警告(時速30㎞以上の走行中に先行車との距離が近すぎた場合に警告されます)
  3. 片寄り警告(走行中に車線を逸脱したまま走行していると警告されます)
  4. 急操作警告(急ブレーキ等の事故につながる急操作があった場合に警告されます)

駐車中の録画機能

ドライブレコーダーユーザーから多くの要望のある駐車監視機能です。

駐車してエンジンを停止すると、駐車中監視機能の要否を確認するメッセージが表示されます。
「はい」を選択すると、約30秒後から一定時間(約30分程度)の監視を行います。
駐車監視中にドライブレコーダーが衝撃を感知すると、前後2分間の映像を記録し、当て逃げなどの事故対策に有効です。

ドライバーの顔認証機能

運転開始時にドライブレコーダーに顔を近づけることで、ドライバーを識別することができます。
この機能を使ってドライバーを認識して、ドライバーごとの安全診断レポートを作成することができます。

この東京海上日動の2カメラ型ドライブレコーダー特約は、2021年4月1日以降の自動車保険に付けることができます。

2021年9月から損保ジャパンがドラレコ機能を向上させた「つながるドラレコDriving」を発売開始

損保ジャパンは2021年9月よりドライブレコーダーの機能を向上させ、付随するサービスを充実させた「つながるドラレコDriving」を発売しました。

パナソニックと共同開発したドライブレコーダーは、カメラの高画質化やリアカメラ(オプション)対応、アシスタンスデスクへの発信機能を搭載しています。

また、事故による強い衝撃を検知した場合、自動的に損保ジャパンや事前に登録したご家族・保険代理店に通知する機能を備え、ALSOKかけつけ安心サービスなどの事故対応サポートを依頼することもできます。

ドラレコ内の映像をスマホで確認できる機能あり

「つながるドラレコDriving」で提供されるドライブレコーダーは、ドライブレコーダー機能のさらなる活用、事故時における“つながる”安心のさらなる向上のため、専用スマホアプリでWi-Fi接続することで、ドライブレコーダー内に記録された動画を専用スマホアプリで簡単に確認できます。

安全運転することで保険料が5%割引になる

「つながるドラレコDriving」では、ドライブレコーダーから所得した情報をもとに算出された安全運転スコアが80点以上になると、翌年の保険料を5%割り引くサービスが受けられます。

安全運転スコアはドライブレコーダーの走行情報をもとに、急ブレークや急発進、速度超過などの発生頻度などで採点されます。

一般のドライブレコーダーとコスパを比較

 

現在ドライブレコーダーを購入する人が増えていることもあり、性能の向上や価格の低価格化がすすみ、以前より安く性能が優れたドライブレコーダーを購入することができます。

ドライブレコーダーを購入する場合、備えておきたい機能として以下のものが必要とされています。

  • 画質は「フルHD」以上が基本
  • 画角は水平画角が「108°」以上のものを選ぶ(事故は必ず真正面でおきるとは限りません)
  • 2カメラで「前後撮影」が可能
  • 駐車監視機能付

必要な機能をすべて備えているドライブレコーダーは、25,000円前後で購入することができます。

ところが、損害保険会社が提供するドライブレコーダーは、後方撮影や駐車監視機能がないにもかかわらず東京海上日動の前方カメラ型が最も安く、月々650円なので、2年間契約すると、必要な機能をすべて備えたドライブレコーダーが買えてしまいます。

3年目以降も毎月650円を払い続ける分、損害保険会社のドライブレコーダーは購入するよりコスパが悪い(高くつく)ことになりますが、損害保険会社が提供するドライブレコーダーには、通信機能があり、事故時のサポート機能や事故画像の自動送信機能は自動車保険らしいサービスなので、価格差を考えても加入しておきたい特約です。

まとめ

ドライブレコーダーは、「あおり運転」対策などで急激に普及していますが、市販のドライブレコーダーは、事故やトラブルの時の映像を残しておくことが主な目的であり、事故防止の役割はあまりありません。

その反面損害保険会社が提供するドライブレコーダーには、事故の時の画像を残すだけでなく、事故を起こさないように安全運転を支援するサービスが充実しています。

また、事故時の緊急通報サービスは、事故を起こした人にとって非常に心強いサービスであり、是非お勧めしたい機能です。

ドライブレコーダーの機能は、2021年4月1日発売の東京海上日動ドライブエージェントパーソナル2カメラ一体型が優れていますが、4社とも一長一短あり、選択に迷うところです。

ドライブレコーダー付き自動車保険に加入するには、月々の保険料を650円~850円余分に払うことで加入できますので、まだドライブレコーダーを購入していない人は検討しましょう。

最近では、「あおり運転」対策としてドライブレコーダーを購入する人も増えています。

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