2025年4月から適用される便利な自賠責保険料早見表(主要車種抜粋)

2025年4月適用の自賠責保険早見表 自動車保険トピックス

金融庁の自動車損害賠償責任(自賠責)保険審議会が2025年1月10日に開催され、2025年度の自賠責保険の保険料が全車種据え置きとなり、現行の保険料が2025年4月1日以降も適用されることになりました。.

自賠責保険はいわゆる「強制保険」であり、公共性の高い保険のため、利潤も損失も出ないように運用しなければならないという考え方(ノーロス・ノープロフィットの原則)で保険料(保険料率)が決定されています。
自賠責保険の保険料は、毎年自動車損害賠償責任(自賠責)保険の審議会で検討され見直しが行われます。
参考:損害保険料率算出機構

自賠責保険料の構成要素は?

自賠責保険の保険料は、以下の2つの要素で構成されています。

  • 純保険料:事故が発生したときに、保険会社が支払う保険金に充てられる部分
  • 付加保険料:保険会社が保険事業を行うために必要な経費などに充てられる部分。

付加保険料は更に2つの要素で構成されています。

  • 保険会社の経費(損害調査費と営業経費)
  • 代理店手数料
自賠責保険料の内訳

2026年4月の改定では、保険料の値下げの見込み?

ビッグモーターの事件から自賠責保険についての関心が高まっていた、自賠責保険料に含まれる「損害保険会社の社費」と「代理店手数料」について、引き下げによる保険料ダウンは、2026年度以降に持ち越されました。

付加保険料見直しの背景は、契約手続きをオンラインで処理するシステム(e-JIBAI)の普及により、自賠責保険の契約手続きがオンライン化され、1件処理するのにかかった時間は14.0分と従来の基準より4.3分減少したことが原因です。
従来は、代理店がオンラインではなく、手書きの自賠責保険を発行した場合、保険料の清算(保険会社に保険料を清算する業務)を銀行振り込みや保険会社の集金で行っていたものが、「e-JIBAI」の導入により、自賠責保険のオンライン発行とインタネットバンキングによる保険料清算に切り替わり、自賠責保険1件を処理する事務量が大幅に減少しました。
結果、損害保険会社もその代理店も自賠責保険現行の付加保険料が実態に有っていないとの批判が高まり、見直しの検討となったものです。
しかしながら、自賠責保険の事務量の減少の反面、人件費や光熱費の高騰を考慮すると、単純に見直しに踏み切れないとの意見もあり、来年に持ち越しとなりました。

過去10年間の自賠責保険の保険料改定

2023年4月に改定され保険料は、2025年4月1日からも引き続き適用されます。

  • 2025年4月1日保険料据え置き
  • 2024年4月1日保険料据え置き
  • 2023年4月1日改訂(全車種平均で約11.4%引き下げ)
  • 2020年4月1日改訂(全車種平均で約16.4%引き下げ)
  • 2017年4月1日改定(全車種平均で約6.9%引き下げ)
  • 2013年4月1日改定(全車種平均で約13.5%引き上げ)

2025年(令和7年)4月1日以降の自賠責保険保険料表(主要車種抜粋)

車種/保険期間60か月契約48か月契約37か月契約36か月契約25か月契約24か月契約13か月契約12か月契約
自家用乗用自動車24,19023,69018,16017,65012,01011,500
軽自動車検査対象車24,01023,52018,04017,54011,95011,440
自家用普通貨物自動車最大積載量が2トンを超えるもの32,03030,98019,29018,230
最大積載量が2トン以下のもの29,30028,37017,86016,900
自家用小型貨物自動車20,95020,34013,48012,850
二輪車250ccを超えるもの10,63010,4908,9108,7607,1507,010
125ccを超え250cc以下のもの14,20012,47010,7108,9207,100
原動機付自転車(125cc以下)13,31011,76010,1708,5606,910

(本土用、単位:円)
*沖縄県、離島など一部地域については上記保険料例と異なります。

特定小型原動機付自転車の自賠責保険料

2024年4月1日からの特定小型原付車(電動キックボード等)の自賠責保険料が決定‼️

【参考】2023年(令和5年)3月31日以前の保険料表

車種/保険期間60か月契約48か月契約37か月契約36か月契約25か月契約24か月契約13か月契約12か月契約
自家用乗用自動車27,77027,18020,61020,01013,31012,700
軽自動車検査対象車27,33026,76020,31019,73013,15012,550
自家用普通貨物自動車最大積載量が2トンを超えるもの37,98036,71022,43021,130
最大積載量が2トン以下のもの33,84032,73020,25019,120
自家用小型貨物自動車23,87023,15015,02014,280
二輪車250ccを超えるもの11,39011,2309,4409,2707,4407,270
125ccを超え250cc以下のもの16,22014,11011,9609,7707,540
原動機付自転車(125cc以下)13,98012,30010,5908,8507,070

(本土用、単位:円)
*沖縄県、離島など一部地域については上記保険料例と異なります。

特定小型原動機付自転車の自賠責保険料

2024年4月1日からの特定小型原付車(電動キックボード等)の自賠責保険料が決定‼️

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