ダイレクト型自動車保険のインターネット割引のしくみを検証

インターネット割引検証 ダイレクト型自動車保険のすすめ

よくテレビやラジオの宣伝で、自動車保険の保険料が「インターネット割引10,000円」なんてことを聞いたりしますが、どんな仕組みになっているのでしょうか?

実はインターネット割引は、加入する自動車保険により、割引になる金額がマチマチで、結構複雑な計算をして割引額が決定されています。

ダイレクト型自動車保険の保険料比較(インターネット割引適用後)

自動車保険を乗り換えた場合、加入初年度は「インターネット割引」が適用され、代理店型自動車保険の保険料よりも安くなります。

実際に保険料を比較してみると以下の通りとなります。

保険会社保険料(年間一括払い)
代理店型自動車保険(あいおいニッセイ同和)46,820円
ソニー損保38,970円
アクサ損保33,530円
チューリッヒ30,110円
SBI 損保25,570円
セゾン31,940円
三井ダイレクト33,540円
イーデザイン損保32,470円

試算条件

    • 年間走行距離10,000km
    • トヨタ ヤリス(MXPH10)初年度登録令和3年1月
    • 20等級(事故有係数期間0年)
    • 年齢条件:35歳以上
    • 記名被保険者年齢(40歳~49歳)
    • 免許証の色:ゴールド
    • 使用目的:日常・レジャー使用
    • 補償内容:対人無制限、対物無制限(免責金額なし、対物超過修理費用あり)、人身傷害保険3000万(搭乗中のみ)、車両保険205万(一般条件、免責金額5-10万)
    • インターネット割引有り(新規契約)

各社のインターネット割引を検証

ダイレクト型自動車保険のインターネット割引は、毎年同じ額の保険料が安くなる会社と、毎年割引になる金額が変動する会社がありますので、加入する時には、確認しておく必要があります。

ソニー損保の自動車保険

ソニー損保の自動車保険に、インターネットから加入すると、保険料が割引になります。

加入するタイミング割り引かれる金額
新規契約10,000円
継続契約2,000円

* 前契約にインターネット割引(新規契約)が適用されている場合で、翌年の継続契約のお申込みもインターネットで手続きした時に限り、割引額は5,000円となります。

アクサ損保のアクサダイレクト総合自動車保険

アクサ損保の自動車保険のインターネット割引は、加入する保険料で割り引かれる保険料が異なります。

新規にアクサダイレクト総合自動車保険に加入する場合に適用される割引額

保険料を一括で支払う場合

保険始期日が2021年10月1日から2022年1月14日の自動車保険契約

年間保険料割引額
130,000円以上20,000円割引
110,000円以上、130,000円未満19,000円割引
100,000円以上、110,000円未満18,000円割引
90,000円以上、100,000円未満17,000円割引
80,000円以上、90,000円未満16,000円割引
70,000円以上、80,000円未満15,000円割引
60,000円以上、70,000円未満14,000円割引
55,000円以上、60,000円未満13,000円割引
50,000円以上、55,000円未満12,000円割引
45,000円以上、50,000円未満11,000円割引
40,000円以上、45,000円未満10,000円割引
35,000円以上、40,000円未満8,000円割引
30,000円以上、35,000円未満7,000円割引
25,000円以上、30,000円未満6,000円割引
20,000円以上、25,000円未満4,000円割引
20,000円未満2,000円割引

継続契約に適用される割引額

アクサダイレクトの総合自動車保険は、2年目以降の継続契約の場合、インターネット割引は以下のとおりです。

1回目の継続保険料により1,000円~5,000円
2回目以降の継続一律1,000円

チューリッヒのスーパー自動車保険

チューリッヒのスーパー自動車保険のインターネット割引は、新規加入は年間保険料により割引額が異なり、継続契約は、1回目の継続と、2回目以降の継続で割引額が違います。

新規にチューリッヒのスーパー自動車保険に加入する場合に適用される割引額(2022年1月1日から)

年間保険料割り引かれる金額
150,000円以上20,000円
100,000円~150,000円未満16,000円
55,000円~100,000円未満15,000円
45,000円~55,000円未満13,000円
30,000円以上45,000円未満9,000円
30,000円未満3,000円

継続契約に適用される割引額(1回目の継続)

年間保険料割り引かれる金額
45,000円以上5,000円
30,000円以上45,000円未満4,000円
30,000円未満2,000円

継続契約に適用される割引額(2回目以降の継続)

年間保険料割り引かれる金額
45,000円以上一律1,500円
30,000円以上45,000円未満
30,000円未満

SBI損保の自動車保険

SBI損保の自動車保険は、新規加入の場合と継続契約の場合と同じ割引額が適用されます。

加入するタイミング割り引かれる金額
新規契約12,000円
継続契約10,000円

SBI損保の自動車保険は、新規契約・継続契約を問わず10,000円も割り引いてくれるので、非常にお得感がありますね。

セゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」

セゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」のインターネット割引は、新規・継続を問わず、一律のインターネット割引が適用されます。

加入するタイミング割り引かれる金額
新規契約10,000円
継続契約10,000円

三井ダイレクトの総合自動車保険

三井ダイレクトの総合自動車保険は、新規契約の場合、年間保険料の金額に応じて割引になる金額が異なります。

新規に三井ダイレクト総合自動車保険に加入する場合に適用される割引額

保険料を一括で支払う場合

年間保険料割り引かれる金額
60,000円以上10,000円割引
40,000円以上60,000円未満7,000円割引
40,000円未満4,000円割引

継続契約に適用される割引額

継続契約に適用される割引は、一回目の継続と2回目以降の継続で異なります。

継続回目割り引かれる金額
1回目の継続40,000円未満 3,000円
40,000円以上 6,000円
2回目以降の継続一律3,000円円

イーデザイン損保の自動車保険

イーデザイン損保の自動車保険は、新規で加入する場合も継続契約の場合も、同じ額の保険料が割引になります。

加入するタイミング割り引かれる金額
新規契約10,000円
継続契約2,000円

まとめ

ダイレクト型自動車保険は、その加入形態から、インターネットで直接契約する形なので、契約する人が、補償内容の検討から手続きまで、自ら行う必要があります。

その為に、代理店型自動車保険のような代理店手数料が発生せず、コストがその分安くなっていますので、インターネット割引などの割引制度が存在します。

しかしながら、加入する自動車保険によっては、新規契約の場合だけ割引額が大きく、継続契約になると、大幅に割引額が下がったりしますので、自動車保険を継続する時は、そのまま継続するのではなく、できるだけ多くの保険会社から見積もりを取って、保険料と補償内容のバランスを考えてから加入したいものです。

多くの保険会社から見積もりを取るのは、結構手間がかかりますので、一括見積りサービスを利用して、上手に自動車保険を選びましょう。

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